発達障害ユーの人生逆転ブログ

ADHDと診断されたユーが、研究挫折・就活失敗・うつ発症から、人生を逆転させる知恵を広めるブログ。うつ脱出、実用本の解説、ライフハック、研究室生活についての情報を伝えていきます。毎週土曜の朝6時に更新+不定期更新。

研究室うつから、研究を完遂して卒業する方法  

三行早見

  • 死なないために誰でも見境なく頼る
  • 卒業に必要な要件が何なのか把握する
  • 必要な実験技術を手に入れ、データを出し、卒論等を書く

 

研究室とうつ、大抵の理系環境なら切っても切れない関係ですよね?

うつになっても、大学を卒業するためには、研究をする必要があります。

無理ゲーに思えますが、血反吐を吐く思いで一歩一歩進んでいきましょう。

そうすれば、大学卒という肩書きを手に、その研究室を出られるのですから。

私もこれくらいの時期、死にそうでした。

それでも、なんとか卒業を勝ち取れました。

この記事を参考に、少しずつ進んでいきましょう。

 

死なないために誰でも見境なく頼る

まずは、死なないために、見境なく人に頼りましょう。

研究室うつは、容易に人を死に追いやります。

それに対抗するために、精神力の回復(とまではいかずとも、補充)を図る必要があります。

例えば、家族や、同じ学部の友人や、学校のカウンセラー。

これらの人に、自分が今悩んでいることを相談してみましょう。

話すだけで、研究室の緊張から解放されて、少しリラックスできたりするものです。

研究室の同期や先輩が親身な人なら、その人達ともコミュニケーションを取ると良いです。

そして、可能なら、近所の心療内科の医師。

彼らは、話を聞いてくれる上、薬を処方することができます。

うつなどの精神疾患に関しては、薬が効果を発揮します。

加えて、薬に頼れるという選択肢の存在は、その後の安心感が違ってきます。

これらに加えて私は、研究生活の最後の方では、精神力補充のため、世話好きの友人とそのご家族の家に泊まり込んで暮らしていました。

頼れる人は見境なく頼って、なんとか精神を卒業まで保たせましょう。

 

卒業に必要な要件が何なのか把握する

卒業に必要な要件が何なのか、確認することは必須です。

なぜなら、卒業要件と、指導教官に求められている研究テーマは、往々にしてかけ離れたものだからです。

まずは、学部のシラバス等で卒業要件を確認し、その上で指導教官にも確認しましょう。

研究テーマの完遂と、卒業要件を満たすことの間には、天と地ほどの差があります。

ここを履き違えると、1年では到底達成不能な壁が反りたちます。

さて、私の場合を、具体例としてご紹介しましょう。

与えられた研究テーマは、「一から自分で全部考えて、分子進化加速器を大腸菌を用いて作る」でした。

これは、完遂できれば博士過程を修了できる程度に、やりがいのあるテーマです。

しかし、学部4年にはあまりにハードルが高いものでした。

ゆえに、私はそのハードルの高さに圧倒されてうつになっていました。

その後、私は卒業要件を確認しました。

シラバスに書かれていたのは「4年間の集大成として研究に勤しむこと」のようなふわっとした内容。

指導教官から聞き出した卒業要件は、次の通りでした。

「見兼ねた指導教官がアイデアを出した、分子進化加速器の原型のごく初歩段階について、成功失敗を問わず1つでもデータを出し、そのデータについて卒業論文を書き、卒業ポスターを作って発表すること。」

このレベルなら、自分でもあと半年で出来る気がする。

これを聞き出した10月に、私の心の中に少しだけ光が射しました。

このように、研究テーマと卒業要件は全く別物です。

研究室うつに悩む人は、まずは自分が何をすれば卒業できるのかをきちんと掌握しましょう。

ここを確認できたら、次の段階として、実験技術を手に入れてデータを出して卒論を書く、というのが待ち構えています。

 

必要な実験技術を手に入れ、データを出し、卒論等にまとめる

必要な実験技術の獲得と、データを出すことが完遂できれば、もう卒論書きのみでこっちのもんです。

(まあ、その2つが辛いんですが…。)

まずは、実験技術から見ていきましょう。

実験技術は、実験室で実際に手を動かしている、先輩や同期や指導教官に聞くしか手はありません。

一つ一つの動作を観察させてもらい、全てを実験ノートに書き留め、自分で全て再現できるようにしていきます。

いわば、見取り稽古です。

試薬や機械などの使い方は複雑な上、使い方を誤ると事故が起きたり、壊れて数百万円・数千万円が吹き飛ぶこともあります。

全てをノートに記録し、一人で実験を組み立てる時は、可能な限り先輩についてもらい、アドバイスをもらいましょう。

次に、データを出すことについて。

基本的に、実験は失敗するもので、データは出ません。

例えば1から10まである工程の、どれか1つでもミスをやらかした瞬間に、最終的な結果は全部パアになるわけです。

試行錯誤を繰り返し、全ての工程が上手くいくようになって初めて、真にデータを取れるポテンシャルを持った実験が出来るようになります。

その上で、実験上意味のあるデータを、つまり卒業論文のために使えるデータを取れるかは、運の要素も多分に絡んできます。

ですから、精神が不安定でも這うように研究室へ行き、タイムリミットまでの貴重な時間を使いましょう。

休むのは、本当に動けなくなった時、本当に死にたくなった時だけ。

それ以外は、研究室になんとか行けば、とりあえず身につけた実験操作をすることができます。

次に、卒論書きについて。

必要なデータが揃った瞬間に、あなたは実験そのものから解放されます。

おそらく指導教官は、「この方が面白い」や「こうするとより有意義」などと言って、それ以上の追加実験を求めてくるでしょう。

そんな時は、やんわりとその場をやり過ごして、追加実験は断固唾棄しましょう!!

必要なのは大卒資格であって、あなたの貴重なエネルギーは、卒論や研究ポスター作りに当てられるべきです。

卒論やポスターのフォーマットは、研究室の過去資料に残っているはずです。

あるいは、先輩に書き方のフォーマットを伝授してもらってもいいでしょう。

それらに従って、時間となけなしの気力を振り絞り、卒論を書き、ポスターを作りましょう。

そうすれば、あなたをうつに陥れた研究室から、大卒資格を片手に、大手を振って出て行けます。

 

まとめ

研究室うつから卒業を勝ち取るために、死なないために誰でも見境なく頼り、卒業に必要な要件が何なのか把握し、必要な実験技術を手に入れ、データを出し、卒論等を仕上げましょう。

本当に辛い時期だと思います。

でも、うつで休んで1年先送りにしても、再び同じ惨劇が繰り返されます。

これらのステップを一つ一つこなしていけるなら。

なんとか這ってでも研究室に行き、頑張ってください。

 

そして、仮に指導教官の人格や、先輩などとの人間関係が最悪で、これらを進められそうにない場合。

きっとそれは、環境が劣悪だったのです。

情報を集めて、環境の良い研究室へ移りましょう。

 

研究室でうつに悩むあなたが、無事に卒業できることを願っています。