三行早見
- 野菜をまとめて切ると、手間と気力とお金を節約できる
- 小分けして冷凍すると、使うときに超便利
- 固い野菜は切る、柔らかい野菜は手で裂くか握り潰す
お料理をするのに、最初に野菜を切る必要がありますよね。これ、結構大変な作業だと感じませんか?お料理の度に毎回、野菜を洗って、切って、使った調理器具を洗う。
どうにかしてこの問題を解決できないかと考えた結果が、「一度に大量の野菜をまとめ切りして、小分けして冷凍する」という作戦です。これで、お料理の第一段階、「野菜を切る」を超効率化できます。さっそく見てみましょう。
野菜をまとめて切ると、手間と気力とお金を節約できる
野菜を大量に買い、まとめて切ると、手間と気力とお金を節約できます。
まずは、手間に関して解説します。野菜を切るという作業は、野菜を洗う、非可食部(ヘタや種や固い皮)を取り除く、使うサイズに切る、調理器具の後片付け、というように細分化できます。
毎回の調理で少量ずつ行うと、例えばニンジン1本を洗い、ヘタの除去、一口サイズに切り、包丁を洗う、という作業が必要で、手間もかかりますね。
これを、ニンジン10本で行うとどうでしょう。10本をまとめて洗うのには、1本だけ洗うよりも効率的ですね。ヘタの除去と切断は同様の作業効率でしょう。そして、包丁を洗う作業は1回で済みます。(ちなみに、まな板を牛乳パックで代用すれば、捨てるだけで済むのでまな板を洗う必要がなくなります。)
さて、これで野菜を洗う作業と、包丁を洗う作業が効率化されましたね。
加えて、野菜のまとめ切りは、気力を節約する効果があります。想像してみてください、あなたがお料理をするときに、既に使いやすいサイズに切ってある野菜を使うのがいいか、それともイチから野菜を洗って切るのがいいか。特に気力のない時は、既に切ってあった方がいいに決まっていますよね。
疲弊するまで活動してから、野菜を切るところからお料理を始めようとすると、絶望しませんか?私だったら、空腹を無視してそのまま寝ちゃいます。
逆に、気力のある時にはぜひとも、野菜を大量にまとめて切る作業をしましょう。そうすれば、気力がない時の自分を助けることに繋がります。
これらの他に、野菜のまとめ切りはお金の節約にもなります。野菜は通常、大量に買った方が、少量ずつ買うよりも安いです。あるいは、スーパーにて見切り品を見つけたタイミングで仕入れるという手段も使えます。
まとめ切りという戦略を取っていれば、大量での安価な仕入れや、安売りに合わせた仕入れを利用してコストを抑えることが可能になります。
さて、手間・気力・お金のメリットをまとめ切りによって得られるとともに、小分けして冷凍しておくと、実際に使う時にメチャクチャ便利なのです。
小分けして冷凍すると、使うときに超便利
まとめ切りした野菜を、小分けして冷凍しておくと、実際にお料理で使う時にメチャクチャ便利です。冷凍方法と、実際の使用に分けて解説します。
使う量が多い野菜(タマネギなど)は、そのままジップロックに入れましょう。逆に、そこまで大量に使わない野菜(ニンジンなど)は、1回分ずつラップで包んでから、ジップロックに入れるという二重梱包作戦をとります。
これで、必要な時に必要な量だけ使える体制が整いました。すなわち、お料理をしようと思った時、ただ冷凍庫を漁るだけで、「切ってある野菜はこちらになります」と、某3分クッキングのように調理を開始できるのです!
使う時にはまず野菜を取り出して、ジップロックまたはラップで包まれた野菜を床に置き、拳でオラオラと殴りつけましょう。そうすれば、凍ってくっついた野菜同時が分離して、1つずつザラザラ落ちるので使いやすくなります。ついでにストレス発散にもなります。
煮込む時も、炒める時も、凍ったままでOKです。どうせ熱をかけるので、すぐに解凍されますよ。次の記事で紹介する、ホットクックを使う時も、凍ったままで調理できます。
しかも、一回冷凍することによって、野菜の組織がいい感じに壊された状態になるので、火の通りは生の野菜に比べて良くなるというオマケつきです。
さて、冷凍方法と使用時のメリットが分かったところで、続いては個々の野菜の攻略法を考えていきましょう。
固い野菜は切る、柔らかい野菜は手で裂くか握り潰す
個々の野菜については、固いものは包丁で切り、柔らかいものは手で処理すると楽です。
まずは固い野菜。例えば、ジャガイモ、ニンジン、タマネギなどの根菜類や、ナスやネギなどの組織がしっかりしているもの。これらは、牛乳パックまな板に置いて、包丁で切りましょう。
野菜の皮は基本的に食べられます。むしろ皮付きの方が栄養価は高いです。綺麗に土を水洗いして、皮ごといただきましょう。(ただし、ジャガイモの緑色になった皮と芽は剥かないと、ソラニンという毒素でお腹を壊します。)
余談ですが、タマネギを切る時に、私はいつも水泳ゴーグルを装着します。例の「全米が泣いた」状態にならなくて済みますよ。
続いて、柔らかい野菜。ピーマンやトマトなどですね。これらは、包丁を使わない方が、手間がかかりません。
ピーマンは、ヘタを押し込み、水洗いして種を除去してから、人類の最強の道具である手を使って、バラバラにしましょう。
トマトは、まずはヘタを爪で取ります。その後、煮込む予定なら、冷凍するまでもなく握り潰しましょう。どうせ溶けて跡形も無くなるのですから、切るだけ無駄です。あるいは、長時間の煮込みなら、丸ごと放り込んでも構いません。煮込み用なら、丸ごと冷凍でも大丈夫です。
個々の野菜に関して攻略法を立て、最小限の手間で解体していきましょう。
まとめ
野菜をまとめて切ると、手間と気力とお金を節約できます。まとめ切りした野菜は、小分けして冷凍すると、使うときに超便利です。固い野菜は包丁で切り、柔らかい野菜は手で裂くか握り潰すようにしましょう。
この方法と、次の記事で紹介するホットクックを組み合わせると、1回のお料理時間が5分以内という、夢のような方法論が完成します。2つを組み合わせて、ぜひあなたの生活に、お料理革命を起こしてください!