三行早見
- ネットを切断する
- 不要な機能の制限
- ネットを使う時はタイマーを使う
パソコン作業って、日常に欠かせないものですよね。授業で課されたレポートを書いたり、授業登録をしたり。でも、パソコン作業をしているうちに、ついついYouTubeを見たりウェブ漫画を読んだりして時間をロスしていませんか?私もその傾向が強かったのですが、この記事ではそれを克服し、パソコン作業を超効率的に行う方法を伝授します。キーポイントは、ネット切断・不要な機能の制限・キッチンタイマーの利用です。(なお、この記事はMac用に書いたものです。Windowsを使っている方は、次の記事をご覧ください。)
ネットを切断する
パソコン作業の時、可能な限りネットは切断しましょう。物理的に部屋から排除する(方法はこちら)のが最高ですが、それが無理なら公園のベンチや図書館など、ネットが繋がらない環境へパソコンを持っていきましょう。
人間の脳は、オンライン状態にあると、注意散漫の傾向が高まるという研究があります。(こちらの記事が根拠です。)ついニコニコ動画を眺めたり、ニュースサイトを見たりしているアレです。意図的にオフライン環境下に身を置くことは、その注意散漫に対する最強の防衛策になります。
また、作業中はスマホを切りましょう。スマホもあなたの脳をオンライン状態にして、LINEやメールの通知で集中力を奪う魔物です。よほど緊急時以外は、小一時間連絡が取れなくたって、誰も気にしませんよ。切りましょう。
さて、それでもパソコンの中には様々な機能が入っていますね。つい旅先の写真を眺めたり、保存してあるアニメを見ちゃったり。あるいは、ネットがどうしても必要な作業中に、ついつい関係ないページを見てしまう。それらを防ぐ手段が、ペアレンタルコントロールによる不要な機能の制限です。
不要な機能の制限
Macには、ペアレンタルコントロールという機能が備わっています。これは本来、同じMac内の親のアカウントで、子供のアカウントを制御するためのものです。例えば、有害サイトへのアクセスをブロックしたり、必要でないアプリを起動できなくする、といった機能があります。
今回のライフハックでは、自分で自分に制限をかけるためにこれを使用します。まずは、システム環境設定の「ユーザーとグループ」で、アカウントを2つ余分に作ります。1つはparentalcontrol、もう1つは自由に名付けてください。(私はプログラミングに集中したかったのでprogrammerと名付けました。以下、新アカウントと呼びます。)次に、parentalcontrolアカウントに「このコンピューターの管理を許可」し、新アカウントに「ペアレンタルコントロールを適用」します。ここまで、画像を用いて説明します。
続いて、「ペアレンタルコントロール」から、新アカウントの「アプリケーション」と「Web」の制限を行います。それぞれ見ていきましょう。
「アプリケーション」のタブをクリックし、「このMac上のアプリケーションの使用を制限」から、作業に必要でないアプリは全てチェックを外して使用不能にします。例えば、私の新アカウントでは、Word, Keynote, Safari以外はほぼ何も使えなくしました。無駄なアプリは制限してくれるので、集中できて便利です。
次に、「Web」のタブをクリックし、「指定したWebサイトのみアクセスを許可」して、必要でないWebサイトは全てシャットアウトします。私の新アカウントからは、プログラミングに必要なサイト以外には一切アクセスできないようになっています。さて、再び画像を用いて説明します。
最後に、自分の元のアカウントと、parentalcontrolアカウントのパスワードを、えげつなく入力が難しいものにします。例えば、a0-PBf%4K-@foPq^mEg&nとかです。どうせ覚えられないので、手帳にでも書いておきましょう。(絶対にこれをなくさないこと!parentalcontrolアカウントが起動できなくなり、設定が変更不能になります。)これで、元のアカウントやparentalcontrolアカウントへのアクセスが困難になり、必要な時以外はアクセスしないという習慣ができます。
さて、この方法のメリットをまとめると、次の6つです。
- 新アカウントからは、今までのアカウントに保存済みのデータを見なくなる
- 作業に必要なアプリケーション以外の機能を利用しなくなる
- 作業に必要なWebサイト以外にアクセスしなくなる
- 無駄なアプリによる通知が来なくなる
- 今までのアカウントを、必要時以外は使わなくなる
- 今までのアカウントを使いたい時は、難解なパスワードを入力すれば使用可能
いかがですか?注意散漫を追いやり、作業に集中するための、極めて強力な方法です。
さて、ここまでしても、ネットを使う時には、やはり使いすぎに注意が必要です。使いすぎ防止に、タイマーを使うと効果的でしょう。
ネットを使う時はタイマーを使う
どうしてもネットが必要な時ってありますよね。例えば、授業登録だったり、文献や論文を調べたり。あるいは、元のアカウントで自由にネットブラウジングしたい時もあるでしょう。そのようにネットを使う時は、使う時間をあらかじめ決め、その時間(例えば30分や1時間)キッチンタイマーをセットすると良いでしょう。その作業時間に集中し、タイマーが鳴ったら一旦休憩(または作業をやめる)というように行動すると、メリハリのついたネット使用ができます。
このタイマー、100均とかで買えるものを、セットしたら遠くに置いておくのが有効です。パソコンに内蔵のものでは効果がありません、なぜなら、パソコンでタイマーが鳴っても、手元で止めてすぐ作業に戻っちゃうので。スマホはもっとダメです。注意散漫の権化みたいなものですから。
タイマー作戦は、学校のチャイムみたいなものですね。授業に50分集中し、チャイムが鳴ったら休み時間です。ちなみにこのアイデアは、以下の借金玉さんのライフハック本を参考にしています。
まとめ
パソコン作業を超効率化するために、ネットを切断し、ペアレンタルコントロールで必要な機能以外を制限し、ネットを使う時はタイマーをかける。こうすれば、集中してメリハリの効いたパソコン作業をできる環境が手に入ります。
テクノロジーは、注意散漫を引き起こし、それに抗うには工夫が必要です。(根拠はこちらの記事です。)皆さんも、超集中してパソコン作業を行える、理想的な環境を構築してみませんか?
注)今回のライフハックでは、parentalcontrolアカウントと新アカウントの2つを作る方法を紹介しました。1つでない理由は、元のアカウントを親アカウントにするよりも、parentalcontrol機能を独立したアカウントにする方が、私にとって効果が高かったためです。その必要がない方は、1つだけアカウントを作り、元のアカウントを親アカウントに設定して、新アカウントの制限を行うと良いでしょう。